AE86 COROLLA LEVIN&SPRNTER TRUENO

エクステリア

基本的に、モデルはレビンとトレノの2種類で、2ドアクーペと3ドアハッチバックの2タイプ。
グレードはレビン、トレノともに「GT-APEX」、「GTV」、「GT」の3種で、最上級は「GT-APEX」。
続くグレードは「GTV」(3ドアのみ)、「GT」(2ドアのみ)となる。
86年2月にはトレノに特別仕様車「ブラックリミテッド」も発売されている。
多摩地区限定ではあるが、コンバーチブルも存在したらしい!?

純正ボディーカラーは、頭文字Dでお馴染みのホワイト・ブラックツートン(通称パンダカラー)
を始めホワイト、レッド・ブラックツートン、レッド、シルバー・ブラックツートン、シルバーが
1・2型で存在している。3型になりブラック・シルバーツートンが追加された。

ボディバリエーション
 カローラ・レビン COROLLA LEVIN スプリンター・トレノ SPRINTER TRUENO
レビン3ドアGTV レビン2ドアGT トレノ3ドアGTV トレノ2ドアGT
レビン3ドアGT-APEX レビン2ドアGT-APEX トレノ3ドアGT-APEX トレノ2ドアGT-APEX

ボディーバリエーションは、レビン/トレノともに2ドアクーペと3ドアハッチバックの2タイプ。
バンパー形状は、1・2型と3型でそれぞれ異なり、フロントグリルは、1・2型と3型、GT-APEXとGT・GTV
とでそれぞれ異なる。


フロントバンパー/フロントグリル
カローラ・レビン COROLLA LEVIN スプリンター・トレノ SPRINTER TRUENO
GT-APEX(1・2型) GT-APEX(3型) GT-APEX/GT/GTV GT-APEX/GT/GTV
(1・2型) (3型)
GT/GTV(1・2型) GT/GTV(3型)

フロントバンパーの見分け方―レビン/トレノともにウィンカー部に大きな違いあり、1・2型は、どちらもバンパー
前面の内側に位置し、3型になるとレビンの場合は、ボディーサイドまで回りこんだ形状となる。
トレノはコーナリングランプが装備されている。(レビンはヘッドランプ側にコーナリングランプが装備された)
また、1型から2型へ仕様変更した際、バンパー色(ブラック)に若干の違いがあった。


エアロダイナミック・グリル
1・2型のレビンのみに採用された『エアロダイナミック・グリル』通称
”クルクルメカ!?”。1型は手動で直接開閉するタイプであったが、2型では
レバー操作で開閉が可能だった。
2型のグリル上下には、ゴールドラインが入る。


テールランプ
カローラ・レビン COROLLA LEVIN スプリンター・トレノ SPRINTER TRUENO
3ドアGTV(1・2型) 2ドアGT(1・2型) 3ドアGTV(1・2型) 2ドアGT(1・2型)
3ドアGT-APEX(3型) 2ドアGT-APEX(3型) 3ドアGT-APEX(3型) 2ドアGT-APEX(3型)

テールレンズのデザインは、レビン/トレノともに2ドアと3ドア、1・2型と3型で異なる。
2ドアは、GT-APEXならレビン/トレノのどちらもテールレンズ間にガーニッシュが装着される。
(GTはガーニッシュが装着されない。)
ここで細かい説明。
1・2型のレビン2ドアGTは、バックランプがテールランプ内に位置する。
1・2型のトレノ2ドアGTは、フラットなレンズ面でウィンカーとテールランプが独立している。
1・2型のトレノ3ドアGTVは、バックランプがテールランプ中央に位置する。
3型のトレノ2ドアGT−APEXは、バックランプがナンバープレート脇にあるのが特徴。
3型のレビン/トレノ3ドアGT−APEXはライン上部にガーニッシュをセットしたデザインである。


ドアミラー
1型 2型 3型

ハチロクのドアミラーは、1、2、3型でそれぞれ異なっているのが特徴。
1型は、可撓式(かどうしき)といい倒れてもスプリングよって元に戻るタイプ。
2、3型は可倒式(かとうしき)となるが形状は同じだが、表面素材に違いがあり、
ツルツルしたものが2型でザラザラしているのが3型である。


リアワイパー/ウィンドウ色
GT−APEXと他のグレードはウィンドウ色の違いで見分けることができる。1、2、3型ともGT-APEXにはブロンズガラスが採用された。 レビン/トレノともに1・2型のGTVの場合はリアワイパーはオプション。 リアワイパーが横に寝た状態なら1型。 3型になり、GTVにもリアワイパーが標準で装備されている。

全車を通して、2ドアクーペにはリアワイパーの設定がない。3ドアGT-APEXについては
全車標準装備となった。また、1型のリアワイパーは、寝た状態なのに対し、2・3型は
起き上がっているような状態が大きな違い。


エキゾーストマフラー
純正状態がキープされている場合、マフラーカッターが装着されていれば3型、そうでない場合は1・2型と判断できる

ホイール
1・2型のGT-APEXに標準
装備された13インチの
アルミホイール。
3型GT-APEXに標準装備
されたアルミホイール。
オプションの14インチアルミホイール。
唯一、14インチタイヤが標準で装備された、GTVのスチールホイール。
8本スポーク調にデザインされているのが特徴。
ドイツのイントラ製14インチアルミホイールもオプション設定されていた。
セットオプションでフェンダーアーチモールが付いた。

アルミホイールはGT-APEXに標準装備された。タイヤサイズは185/70−13で、走りのモデルであるGTVは、
スチールホイールが標準だったが、サイズは14インチ(タイヤサイズは185/60−14)。
GTはスチールホイールを標準装備(タイヤサイズはGT-APEXと同じ)。オプションでは、14インチアルミホイール
がGT-APEXとGTVにのみ設定されていた。LSDをメーカーオプションとして選択した場合は、スペアタイヤが標準
サイズとなり、アルミホイールがスペア用として装備された。


エンジンルーム
GTVのエンジンルーム。
ほぼオリジナルの状態。パワーステアリングが装備されてないのは一目瞭然。
GT-APEXのエンジンルーム。
バッテリー後方に見えるのが、パワーステアリング用リザーバータンク。

エンジンルームの大きな違いは、パワーステアリングが装備されているかどうかという点。
パワーステアリングが装備されていれば、リザーバータンクがバッテリー後方にある。
パワーステアリングは、1・2型の2ドアGT-APEXに標準装備され、2ドアGT、3ドアGT-APEX
にはオプション、3ドアGTVには設定されていなかった。3型になると、パワーステアリング
はGT-APEX全車に標準装備された。


プレートで86を見わける!!
ラジエターコアサポートの打刻
事故車かどうかを判断する方法として、ここに打刻がない場合は「交換している証拠」
と、ちまたでよく言われている。間違いではないがコアサポート側になくても、バルク
ヘッド側にある車両も存在するので、コアサポート側に打刻がないからといって、
事故車と判断するのは早計。でも今では、ハチロクの無事故車そのものが少ない為
コアサポートの打刻を見つけることの方が大変かも…
プレート
エンジンルーム内の車台番号が打刻されたプレートでも、オリジナルかどうか
判断できる。
例@:AE86-ECMQF = レビン3ドアGTV
「AE86-」以降の5文字のアルファベット
【1文字め】 Eならレビン
【2文字め】 Cなら3ドア
【3文字め】 Mなら5速マニュアル
【4文字め】 QならGTまたはGTV
【末尾】 ハチロクならすべてFとなる。
      (AE85は末尾がS)
例A:AE86-FSAVF = トレノ2ドアGT-APEX
「AE86-」以降の5文字のアルファベット
【1文字め】 Fならトレノ
【2文字め】 Sなら2ドア
【3文字め】 Aならオートマチック
        (後期はPの表示)
【4文字め】 VならGT-APEX
【末尾】 ハチロクならすべてFとなる。
      (AE85は末尾がS)